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輝くお台場のティアラ

前回、“埋立地”の中で最も人気の高い街「豊洲」を訪問いたしましたので、
そこから『ゆりかもめ』に乗って、これまた人気のお台場にも足をのばしてみました。
“埋立地”なので、個人的にはあまり注目している街ではなかったのですが、
何度か近くを通りかかるたびに目にするあるマンションの外観に、実はかなり魅かれています。
それは平成18年に竣工したお台場初の分譲タワーマンション、『THE TOWERS DAIBA』です。
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ワインレッドの外壁もさることながら、なんと言っても最上部の“ティアラ”が魅力的です。
夜になるとその“ティアラ”が輝くと聞いていたので、すぐ近くのお台場海浜公園で、
あたりが暗くなるまでしばし待つことにしました。

お台場海浜公園もまた都心にほど近い公園らしいステキな公園です。
“海浜公園”とはいいながら、東京湾の奥ですから、まるで湖に面した公園のように穏やかです。
しかも対岸には品川のマンションやオフィス街が眺められ、もちろんレインボーブリッジも目の前です。
夏至の直前で、なかなか暗くならないのですが、とても有意義な散歩を楽しめました。

あたりがやや暗くなってくると、レインボーブリッジの周辺には続々と屋形舟が現れ、
海の上は輝きを増し始めます。
思わずカメラを手にしたのですが、夜景を撮影するつもりもなくここに来てしまったので三脚がない・・・。
ゴミ箱や立ち木の枝にカメラを固定して撮影するもアングルが・・・、アングルを優先すると手振れが・・・と悪戦苦闘の末、なんとか夕闇に輝く“ティアラ”を撮影。それが下の写真です。
写真はいまいちの出来ですが、『THE TOWERS DAIBA』の夜景はすごく美しかったです。
またきっと、『THE TOWERS DAIBA』からの夜景も美しいことだろうと思います。
レインボーブリッジや都心方面の夜景のほか、
南側にはパレットタウンの大観覧車も綺麗な花を咲かせています。
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個性的な外観には“好き嫌い”はありますが、その街のランドマークやシンボルとなり、
また、自宅からいつも美しい夜景を眺められることはすごく誇らしいことだと思います。
しかし、このステータスを手にするには、それなりの対価を支払わなければなりません。
その兼ね合いを考えた時、やはり「私は屋形船からこの夜景を楽しむ側の人間でいいや・・・」と、
少しだけ嫉妬を感じながら、しばしお台場の夜景を眺めるのでした。

日時: 2009年07月01日 17:31 | | コメント (0) | トラックバック (0)


豊洲

今回は、大手デベロッパー8社によるマンション検討者向けサイト『メジャー7』が
2004年以来毎年調査している「住んでみたい街ランキング」において、
2007年に突如トップ10入りし、2008年には15位と順位は下げたものの、
依然ランキングの上位に位置する「豊洲」をご紹介します。
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豊洲はここ10年ほど、ほとんど毎年のように新築マンションが供給されています。
それもほとんどが大規模・タワーマンションです。
上の写真は現在販売中のマンションですが、これらに限らず、
豊洲にできるマンションはその多くが運河に面し、まさにウォーターフロント、
上層階でなくても眺望や採光、開放感に優れているという意味では魅力的なマンションです。
街並みも整然としていて美しく、大規模商業施設も徒歩圏内にあり、とても便利。
しかも銀座をはじめ、都心へのアクセスの良さも格別です。
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しかし、特に上の写真のマンション、昨年完成した総戸数1,481戸の『パークシティ豊洲』ですが、
これを見たとき、その堂々たる存在感と、あまりの“住戸密度”にクラクラしました。
よくあれだけの数の住戸が売れたな、と。
と、同時によくあれだけの人に住まいとして選ばれたな、と。
価格だって、決して安くはありませんから。

元々豊洲をはじめ周辺の「埋立地」の多くは用途地域が工場地域や準工場地域です。
近年工場は姿を消し、デベロッパーの意図により高級住宅街としての街並みを形成しつつありますが、
住宅のほとんどが集合住宅であることや、大地に根付いた豊かな緑がないこと、
輸送用車両の多い幹線道路が街の中心を走ることなど、
高級住宅街にしてはあまりにも人工的で無機的な印象です。
また、築地市場の移転先として注目の豊洲6丁目は、土壌汚染の問題を抱えています。
移転してもしなくても、それはそれでこの街の印象はまた大きく変わるのではないでしょうか?

そして豊洲やその周辺ではもう既に大規模・タワーマンションが溢れています。
でも開発余地はまだまだ豊富で、今後もあちこちで大規模マンションが供給されていくことでしょう。
そうなると、希少性は薄れ、供給過剰感が漂い、資産価値ははたして維持できるのでしょうか?

実は私は個人的に「埋立地」に住むことを良しとしません。
と、いうか不動産や建築の専門家で「埋立地」を評価する人を未だ知らないので、
これは個人的な意見というより、ある意味客観的な評価なのではないかと思っています。
その1番の理由はやはり災害に弱い立地であることです。
大地震が起きた際には液状化が懸念されますし、また液状化しなかったとしても
地盤は軟弱ですので、建物を支える長い長い杭が損傷する危険性も指摘されています。
加えて豊洲は“本土”と橋でつながった島のような存在で、災害時には橋に人や車が集中し大渋滞、
万が一橋が損傷すれば孤立することにもなりかねません。
さらに塩害、高潮、津波・・・
もちろんそんなことは想定の範囲内で、最近の高い建築技術である程度は解決済みかもしれません。
でもいつの時代も自然の威力に驚かされるのが常であり、ましてや数年のうちに
関東に大規模地震がおこる可能性が高いと言われている昨今に、
しかも住宅が余っている時代に、何も危険性の高い立地を選ばなくても・・・というのが私の考えです。

今回は『住みたい街探訪』とは言いながら、注意喚起の場とさせていただきます。
既に豊洲に住んでいらっしゃる方や豊洲のみならず、「埋立地」に住んでいらっしゃる方、
もしくは既に「埋立地」での住宅購入を決めた方の多くは、そういうリスクを理解したうえで、
それでもこの立地のメリットを重視し、選択したこととは存じますが、
もし、メリットばかりに気をとられて検討している方がいらっしゃるとしたら、
自己の住まいとしてふさわしい場なのか、
もう一度メリット、デメリットを検討しなおしてみることをおすすめします。

日時: 2009年06月25日 03:14 | | コメント (0) | トラックバック (0)


武蔵野タワーズ

前回、マンション供給の“激戦地”として三鷹を取り上げましたが、
その三鷹で現在供給されているマンションの中でも特に注目の『武蔵野タワーズ』をご紹介します。
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『武蔵野タワーズ』は、『パークシティ浜田山』、『二子玉川ライズ』と並んで
共に人気のある街の駅近・大規模・高級物件として業界でも注目の物件です。
ただし、昨今の低迷する不動産市況の中にあって、いずれの物件も
想定していたより販売が長期化しつつあることから、販売の動向にも関心が集まっています。

これらの物件、少なくとももう3年ほど早く販売されていたらすぐに完売できたのではないかと思います。
特に『武蔵野タワーズ』は、前回もご紹介したとおり、
生活利便性や通勤便等に優れ、あらゆる世代のあらゆるライフスタイルに対応できる街、
三鷹の駅前にあります。
しかも敷地内にスーパーやクリニック、託児施設などをもつ複合開発。
さらに武蔵野市では初となる超高層タワーです。
都心や湾岸のタワーマンションとはまた違った眺望や開放感を楽しめるはずです。
地盤もよく、制震構造、スケルトン・インフィル工法、仕様、設備・・・
物件のセールスポイントを挙げると、“超人気物件”となる要素を充分持っています。

しかし、伝え聞くところによりますと、
「想定していたターゲットの来場が少ない」とはどうしたことでしょう?
単に昨今の不動産市況のみの問題ではないような気がします。
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では三鷹の駅前のタワー物件の想定されるターゲットとはどういう人達なのでしょうか?
三鷹は前述したように、多くの価値観やライフスタイルを受け入れる街だと思います。
よってシングルから超高級仕様の大型住戸まで幅広いニーズが存在していると思います。
そして『武蔵野タワーズ』はそのすべてのニーズに対応すべく
30㎡台の1Rから100㎡を超える大型住戸まで、間取りのバリエーションを豊富に供給しています。
ところが、三鷹は中央線の特別快速の停車駅でかつ総武線と東西線の始発駅、
しかも駅徒歩2分のタワーマンションです。
どんなにコストカットしてもそこそこの価格になってしまいます。
と、なるなら、あくまでも個人的な意見ですが、1Rと1LDKは不要だったのではないかと思います。
三鷹ではシングル向けの住戸は比較的コンスタントに供給されています。
よって、そこは他の物件にお任せし、高級路線を追求するなら
高収入もしくはお金持ちのファミリー及び高齢者に特化するか、
駅前のタワーマンションという特徴ある立地に着目するなら、100㎡以上の間取りもなくし、
少々仕様を落として、
ディンクス及び比較的若いファミリーに特化した方がよかったのではないかと思います。
今のままではあらゆるニーズに対応しながら、あらゆるニーズに中途半端だと思うのです。

と、勝手なことを無責任に述べておりますことをお許しください。
いずれにしても間違いなく三鷹の“ランドマーク”となる上質な物件です。
あまりぶざまに値引きしたり、ダラダラと販売を長期化してほしくないというのが正直な思いです。
ここは販売のご担当者にがんばっていただき、スカッと早期完売にご尽力いただきたいものです。
決してイヤミではなく、心から今後の販売に期待し、販売の推移に注目していきたいと思っております。

日時: 2009年06月17日 23:50 | | コメント (0) | トラックバック (0)


三鷹

今回は前回ご紹介いたしました吉祥寺の隣駅、三鷹に行ってまいりました。
と、いっても吉祥寺から徒歩でも行ける距離ですので、吉祥寺を歩いたその足で向かった次第です。

三鷹はメジャー7による昨年の『住んでみたい街』ランキングでも22位に入る人気の街です。
その三鷹が今、マンション販売の激戦地区となっています。
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古くから住宅街として成長してきた街で、駅周辺には商店街も発達しており、
また、北西から駅の真下を通って南東へ流れる玉川上水のグリーンベルトが、
南北どちらの駅前にも豊富な緑を供給しており、四季折々の自然が愉しめます。
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また、街全体がフラットで、井の頭公園も徒歩圏内、
そしてなんといっても中央特別快速停車駅であり、
JR総武線及び東京メトロ東西線の始発駅である交通利便性など、この街の魅力は豊富です。
よって、単身者からディンクス、ファミリー、高齢者に至るまで、どなたにとってもおすすめできる街です。
そんなどなたにとっても住みやすい街での供給増はとても喜ばしいことなのですが、
だからといって即「三鷹でのマイホーム購入のチャンス」とはいかないのが世の常です。

三鷹は成熟した街だけに、駅に近い立地での大規模物件はなかなか出ないと思っておりましたが、
現在北口駅前では三鷹の新しいシンボルともなりうる大規模ツインタワーが販売中です。
一方、大規模・タワー物件と対照的な低層小規模物件も緑多き住宅街に供給されています。
その他、駅近物件あり、バス便物件あり、
所有権はもちろん、価格が抑えられる借地権物件までもが複数供給されています。
しかし、一見選択肢が多いように見えますが、これらを購入できる人はやはりかなり限られます。

まず、間取りのバリエーションがやや偏っているように思います。
全体的に1Rから2LDKの供給が多く、3LDKは70㎡未満、4LDKも90㎡未満と
比較的小さめの住戸が中心です。
逆に、中には100㎡超の3LDKなど、かなりゆったりした間取りを供給している物件があるものの、
これらの価格は1億円を超える水準。とても一般的なサラリーマンが買える金額ではありません。
人気があり、どんなライフスタイルも受け入れる街でありながら、
そのことが相場を上昇させ、住める人を限定してしまうのは残念ですが、仕方のないことでもあります。

そして現在、三鷹駅南口より徒歩数分の禅林寺通りは数棟の借地権物件の激戦地区となっています。
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大通りから1本中に入った通りなので交通量が少なく静か、しかも駅や商店街にも近いのですが、
この通りの両側にはマンションが建ち並び、日当たりや眺望の条件は決して良くはありません。
さらに“借地権”であることが購入者を限定しているようです。
一言で“借地権”といっても、地主との間でどのような契約を結んでいるかによって
地代や更新料等の費用負担等、条件が異なり、
また、将来どのような不利益が生ずるかなかなか予測が難しいことから、
私自身も借地権付分譲マンションの購入は慎重に判断すべきと感じています。

よって、結果的に三鷹での中心となる購入者層は、まず「かなりのお金持ち」、
そして家族数の少ない「シングル」、「ディンクス」に限定されそうです。
ただ、1億円近い予算があるなら、何も三鷹でなくてもさまざまなエリアで購入が可能です。
ということは立地条件や物件に魅力があっても、販売の長期化が予想されます。
つまり三鷹は、販売する側にとっても購入する側にとっても
不動産売買の難易度が高い“激戦地”とも言えましょう。
交通利便性や生活利便性に富み、“住んでみたい街”でありながら、
ランキングで22位という微妙な位置づけであるという点が、この街の最大のネックなのかもしれません。

日時: 2009年06月10日 23:10 | | コメント (0) | トラックバック (0)


吉祥寺 Part2

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大手デベロッパー8社が集結して新築マンションのポータルサイトを運営する『メジャー7』が
昨年発表した『住んでみたい街アンケート』の結果によると、総合の第1位は「吉祥寺」となりました。
「吉祥寺」は2004年の調査開始以来、毎年上位にランクインするものの、
1位になったのは初めてのことです。
このブログでも開業当初に『住みたい街探訪』で取り上げたのですが、
再度、「吉祥寺 Part2」として、現在私が気になっている2つのことについてご紹介したいと思います。
なお、昨年の9月に「住みたい街ナンバー1を記念し、近日中に再度ご紹介します」と述べておいて、
9ヶ月近くも経ってしまいました。もしお待ちなっていた方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。

さて、気になっていることの一つは、『伊勢丹吉祥寺店』についてです。
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吉祥寺北口の発展に大きく貢献したといっても過言ではない『伊勢丹吉祥寺店』が、
来年3月上旬に閉店することが発表されました。
昨今の消費不振が原因とのことですが、
吉祥寺店については、売上の低迷は今に始まったことではなかったようです。
確かに随分以前から、サンロードやダイヤ街といったアーケード街はいつも人で賑わっているのですが、それに比べてその数十メートル先の伊勢丹周辺は、やや人通りが少なく、
人の流れはここ数年注目されてきた“東急裏”と呼ばれる西側へ向かっているように感じられます。
思い起せば私自身も、吉祥寺で不動産賃貸の仕事をしていた頃も、また中央線沿線に住んでいた頃も
実は吉祥寺には来ていても、ほとんど伊勢丹には行ったことがないことに気付きます。

ただ、今回の伊勢丹の閉店はいかにも昨今の百貨店の業績悪化を象徴しているようにも見えますが、
吉祥寺では8年前に近鉄百貨店も閉店しているだけに、
この商業地の役割が変化してきたと言ってもよいのではないかと私は思います。
15分も電車に乗れば日本でも有数の一大商業地“新宿”に出られるわけですし、
“住みたい街”としてあこがれの対象となっていながらも、開発余地は少なく、
また、20年前に比べて武蔵野市の人口は減っているわけですから、
既に街は成熟しきってしまったといってよいのかもしれません。となると、その先は衰退・・・!?
いえいえ、そこは“住みたい街ナンバー1”ゆえ、緩やかながら進化を続けてくれることを信じましょう。
くれぐれも吉祥寺らしさを失わず、他にありがちな街と化してしまわぬことを祈りながら・・・。
気になる伊勢丹跡地の利用や、その後の人の流れや客層の変化に今後も注目していきたいものです。

さて、2つ目の気になることは、JR東日本の御殿山社宅跡地の行方です。
この社宅跡地は吉祥寺駅の南西側、駅にも井の頭公園にも近い、恵まれた立地にあります。
広大な敷地で、南側に井の頭自然文化園を眺められ、
きちんとしたコンセプトと設計、施工で住宅が売り出されれば、
多少価格が高くても購入希望者が殺到することでしょう。
しかしこの敷地、JR東日本は入札も行なわず随意契約で売却、
その後も密かに転売が繰り返されているらしいのです。
そのうえ、現況北側は時間貸しの駐車場、南側は野原なのです。
不動産市況の回復を待っているのか、さらなる転売をもくろんでいるのか、なんなのか、
今となっては希少性の高い住宅としての一等地、いったいどうなることやら・・・?
時々住宅情報を確認したり、現地を訪れたりしている次第です。
どなたか情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひともご連絡ください!

と、いうわけでまるで不動産のストーカーのように吉祥寺から目が離せない西澤は
これからも吉祥寺に注目していきます!


日時: 2009年06月02日 20:38 | | コメント (0) | トラックバック (0)


二子玉川ライズ タワー&レジデンス

これまた久しぶりの『噂の物件訪問』は、二子玉川駅東側の再開発により誕生する
『二子玉川ライズ タワー&レジデンス』です。
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長年開発が進まなかった二子玉川駅東側の再開発がやっと動き出したことから、
元々注目していた物件でしたが、
“都心さえ、あこがれる街。二子玉川”というキャッチフレーズでより関心が高まりました。
その後ある不動産広告の仕事の場で、
モデルルームオープン前にこの物件のパンフレット類を見る機会があり、
構造、設備、仕様など、どれをとっても高級感あるその内容にますます期待感が増しました。

どうやらこの物件は、都心の高級高額物件並みの造りをしつつも、
都心ではなかなか得られない静かで緑多い住環境を提供する、
そんな贅沢さをセールスポイントにしているようです。
実にモノは良い、しかし価格を見て愕然、
さらに多摩川の対岸から建築中の現地を見て違和感を覚えました。

もし私がこの物件の営業担当者だったら・・・
そう考えた時、「誰に対してどう売ってよいのか・・・?」と迷ってしまうのです。
明らかに造りや価格水準は高級志向、しかし立地は?
申し訳ないのですが、庶民向けなのではないでしょうか?
確かに再開発で周辺は今の雑然とした印象からは大きく変わります。
近くには瀬田や上野毛といった古くからの高級住宅街もあります。
また駅前の玉川高島屋S.Cの客層や品揃えを見るに、高級志向ではあります。
それでもどうしてもあの立地は、この物件がターゲットにしている層には向いていない気がするのです。
また、最近の高収入者層のタワー物件離れの傾向からしても、
オーシャンビューや都心の夜景が間近にあるわけでもないタワーに
それほどの人気が生じるとは正直思えないのです。
しかも二子玉川駅とこのマンションの間にある再開発エリアのⅡ-a街区は、計画が未確定です。
高い建物が建つのかも、またマンションが建つのかもわからないのでは不安です。
せめて計画がはっきりしてから検討したいと、高級志向のターゲット層ならそう考えるはずです。
そしてその結果がどうやら販売状況に表れているようです。

よく晴れた土曜日に、物件を対岸から撮ったのが上の写真です。
物件の足元に見える多摩川緑地では多くの若者や家族連れが水遊びやスポーツに興じておりました。
そう、二子玉川は行楽地として発展した歴史をもっています。
このマンションは、この緑地に遊びにくるような子育て世代が、ちょっと背伸びをして購入する、
そんな存在なのではないでしょうか?
それにはやはり価格が高すぎました。

と、述べたことろで既に販売真っ只中、そしてまだまだ販売は続きます。
しばらくその動向を見守りつつ、この再開発の完成を楽しみにしていたいと思います。

日時: 2009年05月26日 21:29 | | コメント (0) | トラックバック (0)


お気に入りの外観

今、とても気に入っているマンションの外観があります。
周辺を通りかかる時など、私はいつも惚れ惚れとその外観を眺めています。
それは、約2年半前になりますが、“噂の物件訪問”としてこのブログでご紹介したこともある
『パークシティ武蔵小杉』です。
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この写真だけではただのタワーマンションですが、ではうんと離れてみましょう。
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まるで2羽の鳥が巣から顔を出しているかのように見えませんか?
実はこのマンションは、「2つのタワーを2羽の鳥に例えた」とのこと。
さらに、横須賀線の新駅ができることでより利便性の高まる武蔵小杉の駅前にある立地から
「鳥のように様々な場所に行ける利便性」、「ここからはばたく・・・37haという新しい街づくり」
などといったコンセプトをこの「ツインバード」で表現しているとのことです。
このコンセプトを知っているだけに、この外観が“ツインバード”に見えているわけで、
初めて見た方がすぐに“ツインバード”には見えないとは思いますが、
それでもこの個性的な外観が、このコンセプトと共に私はかなり気に入っています。

以前マンションの販売をしていた頃、パンフレット等でマンションの外観に対するこだわりを
アピールする物件について、外観などセールスポイントになりえるのかと疑問に思っておりました。
当時はまだまだマンションの外観にはそれほど個性があるわけではなく、
外壁が総タイル張りか吹きつけ部分が多いか、もしくはその色合い、
それにバルコニーの外壁部分がコンクリートか格子状の柵か、またはガラスか、などといった観点から
“高級感がある”とか“団地っぽい”という判断をしていた程度でしたが、
特に都心のタワー物件などを中心に年々その外観に個性とデザイン性が表現されるようになりました。
そしてそれらの個性的な外観を見るにつけ、確かに好き嫌いはあるかもしれませんが、
その外観が人を惹きつけ、街のランドマークとなり、シンボルとなるのであれば
それは充分セールスポイントになり、また資産価値も高めてくれるのではないかと思います。
しかも、帰宅途中に自宅マンションを目にした時、誇らしく思えたら幸せですよね?
「帰り道が自慢」というマンション選び、実にステキなことではないでしょうか。

他にもいくつか気になる外観がありますので、後日ご紹介したいと思います。
もし皆さんが気になる物件がございましたらぜひご連絡ください。

日時: 2009年05月19日 15:32 | | コメント (0) | トラックバック (0)


成城学園前

昨年の2月からマンション購入コミュニティサイトの『住まいサーフィン』にコラムを提供することになり、
基本的にはこのブログと同じ内容を掲載してまいりました。
しかし、せっかく2つのステージがあるので、本日より完全に内容を分けてお届けいたします。

そもそもブログ「マイホーム購入のエトセトラ」は、
“激戦地を行く”、“住みたい街探訪”、“並木道を歩く”などのカテゴリーに代表されるように
街や物件のネタを中心に、現地への取材にもとづくレポートをしたいと考えておりましたので、
初心に戻り、今後は写真も交えて情報提供をしていきたいと思います。

さて、心機一転の第1号は、久しぶりの“並木道を歩く”です。
そして今回訪れたのは、桜並木とイチョウ並木の美しい住宅街、成城です。
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実はこの写真は昨年の4月に撮影しました。今年5月の桜並木はこちら↓です。
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そしてこちらが今年5月のイチョウ並木です。↓若葉が出てきました。
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私は個人的に“並木道のある街”が大好きであり、“並木道のある街”に住みたいと思っています。
これまでもこのブログでいくつかの並木道を紹介してまいりましたが、
成城学園前の桜並木は実によく住宅街に溶け込んでおり、閑静な高級住宅街と調和しています。

「成城学園前」という最寄駅名どおり、この街には成城学園があることで有名ですが、
“成城”という地名の場所にできた学園だから“成城学園”なのではなく、
成城学園が移転してきたから、周辺の住宅街が“成城”という地名となり、駅名となったとのことです。

この街はかなり計画的に開発されたおかげで、碁盤の目のように道路と区画が整備されており、
とても整然としているのですが、それにも増してこの街を美しく見せているのは緑の多さです。
桜並木やイチョウ並木があるだけではなく、この住宅街の個々の住宅にも緑が豊富なのです。
これはこの地に住む住民が意識的に取り組んできたことのようです。
また緑がただ多いだけではなく、きちんと手入れされており
道路をただ散歩しているだけでも四季折々の花々を楽しめ、緑に癒されます。

ただ他の高級住宅街同様、近年一戸あたりの敷地は細分化傾向にあり、
この住宅街に豊富な緑を提供している生垣や庭のない住宅が増えてきています。
また、住宅街のところどころにコインパーキングもできてきており、
急行停車駅にほど近い立地だけに駐車場需要があるとはいえ、とても残念です。
広い邸宅でなくてもこの地に住みたいというニーズは多いのでしょうが、
長年の努力により維持されてきたこの住宅街の風景だけは守ってほしいと思います。
よってこの風景を保つことの出来る方が住み継いでいってくれることを願い、この地を後にしました。

追記:マンション購入コミュニティサイト『住まいサーフィン』(http://www.sumai-surfin.com/)で
連載中のコラム「FP西澤京子の売り手の論理、買い手の論理」もぜひ引き続きご覧ください。

日時: 2009年05月12日 15:25 | | コメント (0) | トラックバック (0)


ゴールデンウィークのMR

今年のゴールデンウィークは曜日の配列がよく、最大16連休となる方もいらっしゃるとか。
幸い天気にも恵まれ、またETC搭載車の休日割引も相まって、連日高速道路は大渋滞です。
また、豚インフルエンザの拡大が心配されながらも海外旅行に出かけられた方も多く、
日本中の大多数の方がレジャーを楽しんでいらっしゃるようです。

と、いうことはマンションのモデルルームも賑わっているのでは?!
と思われがちですが、実はゴールデンウィーク中のモデルルームは意外にも閑散としています。
もちろん、全てのモデルルームがそうではありませんが、
行楽地へ向かう人が集中するだけに、モデルルームの集客は分散する傾向にあるようです。
これは上記のような好条件が重なった今年ならではの現象というわけではありません。
私が以前、モデルルームでマンションの営業をしていた頃はマンションブームでしたので、
今よりずっとモデルルームは賑わっていたのですが、それでもゴールデンウィーク中は
営業担当者が交代で連休をとっていたこともあるくらいです。
よって、逆にこの期間に集中的にモデルルーム見学をしている方はある意味チャンスです。
営業担当者を独り占めして、じっくり検討をすることが可能です。
反面、じっくり説得される可能性もありますので、
希望条件や予算を吟味したうえでモデルルームに行かないと
思わぬ衝動買いをしてしまうかもしれません。

また、この時期は気候が良いので、
売り手の論理として「住宅検討の絶好の季節」などと売り込みをしているようですが、
買い手側は少々注意深く検討しなくてはなりません。
なぜなら、この時期は1年で最も住宅が良く見えるからです。
暑くもなく、寒くもなく、晴れた日には空気がカラッと乾燥していてとても清々しい、
しかも6月下旬の夏至に向けて日が長くなり、日当たりの条件も日に日によくなります。
新緑がまぶしく、次々と花が咲き乱れ、良好な住環境を演出してくれます。
そのため、特に完成済み物件を見学した際、この時期はステキな住宅に見えても、
想像力を働かせてあらゆる状況を想定し厳しく物件を見ておかないと、
梅雨時期に湿気やカビに悩まされたり、
冬場の日当たりが思ったより期待できなかったりなどの後悔を引き起こすことになりかねません。
またゴールデンウィーク中は交通量の少ない道路も、
平日の朝晩には渋滞や騒音を引き起こす可能性がありますし、
通勤電車の混雑状況などもこの時期には確認ができません。

高い買物であるマイホーム、メリットばかり聞いて、住宅の良い面のみを見て購入するのではなく、
もし一度目、五月晴れの休日に現地を確認したなら、次は雨の日、
完成済み物件の場合は電気を消して部屋の明るさを確認し、
窓はすべて開けて風通しや眺望、騒音の確認、
そしてゴールデンウィーク明けの平日の朝や夜にも現地へ出向き、さらに通勤のシミュレーション、
春秋分及び冬至の日当たりを日影図で確認などなど・・・
少なくともこうした検討を加えてから結論を出すよう心がけましょう。

日時: 2009年05月05日 00:55 | | コメント (0) | トラックバック (0)


答えはひとつではない

住宅購入の相談の場で、よくこのように問いかけられます。
「私たちにとってはどうすることが一番よいのでしょうか?」
「私に最適の住宅ローンを教えてください。」
この問いかけをする人は、未知の未来に関わることなので断言はできないかもしれない、
でも答えはひとつだと思っています。
しかし結論から先に述べますが、未知の未来に関わることだけに、答えはひとつではありません。

また、そもそも“答え”とは何なのでしょうか?
例えば住宅ローンの選択について述べるなら、
トータルの支払額が最も安く済む組み方が“答え”だと考えることもできますが、
少なくとも私はそれだけが“答え”とは思っておりません。
仮にこの先数十年、ずっと低金利が続いたならば、総支払額では変動金利に軍配が上がります。
しかし、全期間固定金利を選んだ人が、返済額が変わらないので安心して返済を続けられた、
もしくは教育費や老後資金等の貯蓄が計画的にできた、といったような場合、
この選択は必ずしも間違いではないのではないかと思うのです。
逆に数年後に大きく金利が上昇したとして、変動金利を選択した人が、
金利上昇への対処として繰上返済に努め、早期完済ができた、などの場合には
やはり結果的にこの選択が良い結果を導いたといってよいこともあるのだと思います。

よって私が考える“答え”とは、「この選択をしてよかった」とずっと思い続けていられるかどうか、
ではないかと考えています。
そしてその“答え”はひとつではないと思うのです。
相談相手が変われば、さまざまなアドバイスがでてくることでしょう。
また同じ条件を提示しても、異なる“答え”が示されることもあるかもしれません。
ただ、その全てが“答え”となりうる可能性があるはずです。

しかし、人生は一回きりですので、
住宅購入について同時期に複数の選択肢を試してみることはできません。
ではどうすれば答えにたどり着けるのでしょう?
それは、「安心」・「納得」・「自信」の3つすべてを持てるかどうかで判断されると思います。
そのため、私はさまざまなケースを想定し、
考えられるリスクやデメリットを全部お伝えしたいと考えております。
そのうえで購入検討者が安心、納得し、また自信をもって購入できるようアドバイスしたいと思います。
さらにその後の行動の指針も示していきたいと思います。
そこから導き出したこの3つが揃った答えはきっと間違っていないはずです。

日時: 2009年04月28日 13:10 | | コメント (0) | トラックバック (0)


Life & Home Solusion 代表 西澤 京子Life & Home Solusion 代表 西澤 京子
CFP® 認定者 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 ・ 宅地建物取引主任者 住宅ローンアドバイザー
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