Life&HomeSolusionは皆様の住宅購入のアドバイザーです。『住みたい街探訪』では各種メディアにて行っている「住みたい街ランキング」で上位にランキングされている人気のある街をご紹介します。
第1回は吉祥寺です。
「住みたい街ランキング」では常連、しかもTOP3に入るほどの人気のある街です。
この街の魅力は住環境ではないかと思います。
駅周辺は商業地域で百貨店やアーケード街もあるほどの利便性、
その南側には井の頭公園が広がり、住民の憩いの場となっています。
駅の北東方面はいわゆる風俗店もある飲み屋街、そして西側には良好な住宅街があります。
このように、「このエリアはなになに」というようにきちんと街並みが住み分けされていることに
特徴があり、それが人気の理由になっているように思います。
特に吉祥寺本町は美しい住宅街で、商店街にも近く、
かといって成城や田園調布などのように少し気後れしてしまいそうな雰囲気もなく、
初めて訪れた方も一様に気に入ってもらえるエリアです。
『吉祥寺』はいまや住宅業界ではブランドとなっており、
住所が練馬区関町でも、三鷹市下連雀でも、
物件名を「○○マンション吉祥寺」としたりしています。
吉祥寺で物件が販売されると、予算に関係なく、かなりの集客がはかれます。
それは吉祥寺の人気だけではなく、極端に供給が少ないことも影響しています。
いわゆる「住みたい街吉祥寺」は
吉祥寺本町や吉祥寺南町、御殿山などの住所を指していると思われますが、
この場所にマンションはおろか、戸建ても新規で分譲されることはほとんどありません。
もう新しく建物を建てられるような土地がないからです。賃貸物件も同様です。
つまり、多くの人が吉祥寺に住みたいと思っても、
実際には賃貸にしても購入するにしても、かなり築年の古い物件しかないということです。
築年が古いと書きましたが、それもかなり古い物件が多いです。
築35年とか、40年とか。
大きな給湯器が部屋の中にあったり、
アルミサッシなのに建物が傾いているせいか雨風が吹き込んだり、
ミルクボックス(牛乳を宅配していた頃の名残)が玄関前にある物件なんかもあります。
それが、この街の欠点かもしれません。
ほとんどの世代の方、単身者もファミリーも、とにかく誰にでもお勧めできる街ですが、
物件がないので、古くても、賃貸でも、バス便利用でも、住所が吉祥寺じゃなくてもよくて、
予算に余裕のある方が結果としてこの地に住める条件かもしれません。
今日は若者の街、下北沢を紹介いたします。
住みたい街ランキングの常連ではありますが、最近は若者の人気に頼るところがあり、
ターゲットの年齢が高い調査ではあまり上位に上がらなくなってきました。
下北沢の魅力は新宿にも渋谷にも電車で10分以内という利便性と、
なんといっても買い物の利便性です。
それも個性的な商店街の集まりであり、
大規模なスーパーが2~3店あるという郊外の「買い物利便」とはまた違った趣です。
実は私、下北沢には15年ほど前には数回訪れたことがあるものの、
その後は知人の劇団の演劇を観るために、7~8年前に1回訪れただけで
今回は本当に久しぶりにじっくりと街を歩きました。
この15年ほどの間に20歳代だった私も40歳台になり、随分街の印象が変わりました。
以前は下北沢といえばファッションの街で、買い物が目的でなくても街をぶらぶらしていると
ついついかわいいTシャツを見つけては衝動買いしてしまうという感じでした。
しかし、歳をとったものです。
今回、半日下北沢を歩き回っても、衝動買いはありませんでした。
それは冷静な判断ができるようになって、よく考えてから買おうと思ったからではありません。
そもそもほしいものがないのです。
店頭を飾る商品よりも、築40年は経つだろうという古い雑居ビルや幅1mもない細い路地といった
不動産や街並みの方に興味がそそれらます。
また、しゃれたバーや狭いながらこだわりのありそうな飲み屋などの方がよっぽど目を引きました。
すみません、大変な酒飲みなもので・・・。
でも、やはり下北沢は若者の街なのかもしれません。
残念なが20歳台に訪れたほどの感動がなかったのは私が歳をとったからでしょう。
若者の街、下北沢。
しかし、この街のファッションや演劇に惹かれる若者には
賃貸にしても購入にしてもかなり無理のある不動産相場です。
したがってこの街に住みたい人と、実際に住んでいる人との間には大きな壁がありそうです。
商店街を抜けるとすぐに静かでこぎれいな住宅街がひろがります。
しかし、新築マンションはこの地にはほとんど供給されません。
たまに1~2件、小規模なマンションが販売されますが、
若いサラリーマンにはとても手の届かない価格帯です。
いったいこの地に住んでいる人はどんな人達なのでしょう?
昔からこの地に住んでいる高齢者やそのジュニア、そして若くして成功した青年実業家でしょうか?
(それにしても「青年実業家」なんて職業、存在しているのでしょうか?あるいは死語かもしれません。)
南口の商店街の先に北沢川緑道という、清流と緑のある歩道があります。
その沿道に住めたらどんなによいか・・・と心惹かれるものの、
やはりここに住める方は限られた人達なのです。
住みたい街、下北沢に住むのは夢の夢かもしれません。
今回は若者、特に10代・20代に人気のある『住みたい街』中野をご紹介します。
中野といえば「中野サンプラザ」くらいしか思い当たらないような
既に10代・20代からは遠く離れた私にとって、なぜ中野が住みたい街なのか正直わかりませんでした。
確かにビッグターミナル新宿に隣接し、充実した商店街が多く存在するなど、
人気を裏付ける要素があります。
しかし、同じ要件の街は他にも多く、なぜ同じ沿線の東中野や高円寺、阿佐ヶ谷ではなく中野なのか、
その理由は中野に降り立ってもすぐには解明できずにいました。
中野は芸人の街とよく言われます。
「中野サンプラザ」をはじめ、「なかのZERO」や「中野芸能小劇場」などの
芸術、文化施設が多いせいか、昔から多くの芸人が住んでいたようです。
最近の話題では、昨年の年末に無くなった芸人、カンニングの中島さんが
中野の惣菜店で働いていたことが報道され、「芸人の街=中野」を再確認しました。
新宿に近いわりには単身者向けの賃貸物件の賃料相場が比較的安く、
定食屋や飲み屋も多いため、今でも多くの芸人やその卵が住んでいることでしょう。
しばらく中野の街を歩き回った挙句、
最後にメインストリートともいえる「サンモール」を北に向かうと、
なぜ中野が若者に人気があるのか、
そしてなぜ同様の他の街ではなく中野なのか、の答えにたどり着きました。
「中野ブロードウェイ」です。
「中野ブロードウェイ」はその名称からも想像できるように、
アメリカのショッピングモールをイメージして1966年に建てられた住宅兼商業施設です。
地下1階から4階までは大小さまざまな店舗がひしめき合う商業施設、
5階から10階までは住宅となっており、
その住宅部分には、昔、青島幸男前東京都知事や沢田研二さんが住んでいたことでも有名です。
既に築40年を迎え、 そろそろ建替えが検討されてもおかしくない古い建物ですが、
中央に吹き抜けを設け、その吹き抜けに数箇所渡り廊下を配する構造は
完成当初はかなり斬新な建物であったことをうかがわせます。
そして最も驚いたことは、入居している店舗の種類の多さです。
スーパーや雑貨店、本屋や婦人服を扱うお店など、どこの商店街でもみかける店舗のほか、
アニメやアイドル、おもちゃや漫画等、ある種特殊なニーズに対応する店舗が、
それもかなりバラエティに富んだ品揃えで存在しているのです。
マニアックで、オタクのにおいのするお店も多く、ショーウインドウを覗きながら歩き回るだけでも
かなり楽しめる商店街でした。
同じオタクの集まる場所でも、秋葉原とはまたちょっと雰囲気が異なります。
少しノスタルジアをおぼえるのは、この建物の古さと独特の雰囲気のせいでしょうか。
そしてこれこそが、他の街にはない中野の魅力なのだと思います。
この充実した北口の商店街のほかに、「中野サンプラザ」があり、またその周辺には
区役所をはじめ、税務署や法務局の出張所等があり、オフィス街の趣もあります。
最近の再開発で、タワービルも出来上がり、
以前警察学校のあった場所には現在警察病院が建設中です。
街路樹も整備され、今後さらに整然とした街並みが期待できそうです。
一方、南口にも商店街が発達しており、またファッションビル丸井の第1号店もあります。
そのことからも中野はまるで「ミニ新宿」のようでもあります。
中野で住宅を購入すると、かなり高額となるうえ、広さもあまり期待できません。
やはりこの街は交通利便性と買物利便性を追及する、ちょっとマニアックな単身者にとって
魅力がある街なのかもしれません。
関東圏の「住みたい街」のアンケートはいくつかの媒体を通して行われておりますが、
どのデータを見ても「住みたい街」はほとんど東京都にあり、他は横浜や鎌倉くらい。
埼玉県の街にいたっては全くのランク外です。
そんな中で千葉県の新浦安が最近では上位ランクに上がることが多くなってきました。
その理由を探すべく、今回新浦安の街を訪れてみました。
新浦安は浦安市の海寄りの埋立地に位置します。
埋立地に街を造ることは、白い画用紙に自由に絵を描くようなものです。
予想通りに街は整然としていて、美しく、とても機能的な印象です。
JR京葉線の新浦安駅から海に向かって真っ直ぐに伸びるシンボルロードは、
片側3車線の広い道路ですが、それ以上に驚くのは中央分離帯の豊富な植栽と
車道よりも広いのではないかと思うほどの歩道です。
歩道には真ん中に人口の川が流れれていたり、いたる所にベンチがあったりとまるで公園のようです。
これならヨチヨチ歩きのお子様を連れていても、散歩がてらにお買物が安心してできます。
しかも街全体がフラットで、ほとんどの道路に歩道があり、公園も所々にあって緑も豊富です。
東京湾を一望できる公園まであります。
お買物も駅前のダイエーを中心としたショッピングセンターやイトーヨーカドー、
その他ケーズデンキやケーヨーデイツー、ベビーザらス等が揃い、とても便利です。
そしてインターナショナルなリゾートホテルまでもが数軒あり、街の印象に大きな影響を与えています。
さらにお隣には東京ディズニーランドがあり、高層階の住宅からは花火も間近に見られる立地です。
こうしてみると本当に住みやすそうな街です。
これぞあこがれの「住みたい街」・・・しかし、理解はできても共感はできない、私はそう思います。
私が訪れたのは平日の午後でした。
駅前のショッピングセンターや近くにある明海大学のキャンパスに差し掛かるまでは車も人通りもあり、
それなりに賑わっているように感じていました。
しかし、大学を横目に海に向かうに従って急激に不安になりました。
確かにシンボルロードの先は海で行き止まり、それほどの人ごみがあるとは思えませんが、
それにしてもなんと寂しい街でしょう・・・・。
シンボルロードを海に向かうと三井不動産が分譲したマンションがあり、その先はリゾートホテルです。
マンションの一部には医療モールがあり、いくつかのクリニックが入居しているのですが、
半分ほどは空区画となっており、たまたまかもしれませんが、患者さんの数も多くはありませんでした。
しかもいくら行き止まりとはいえ、そこにあるのはリゾートホテルです。
多少の車や人通りがあっても不思議ではありません。
それなのに、車も人もほとんどいないのです。
下の写真はそのマンションの前です。左側には医療モールがあるのですが人通りはこのとおりです。
不安になって住宅・都市整備公団(現:都市再生機構)が開発した
「マリナイースト21」地区にも行って見ました。しかし以下の写真の通りやはり車も人も少ないのです。
小学校に行ってみると多少の児童が校庭で遊んでいて少しホッとしました。
ところが、駅に向かうバス停でバスを待っていると、
さっきまで校庭で遊んでいた小学生たちがぞくぞくと現れ、私の横に並んでいきます。
そして彼らはバスに乗り込み、駅前の学習塾へと向かっていきました。
新浦安はJR京葉線で東京駅まで最短で約16分。
その利便性のせいか、街並みが整然としていて人気があるせいか、
埋立地の割りには不動産価格が高い街です。
しかし、街のあちこちに空地が残り、開発が予定通りには進んでいないことも事実です。
そのせいかどうか、街には多くの住宅が立ち並んでいるのに、車も人通りも少なく、
海風だけが道を通り抜ける、そんな寂しい街でした。
もしかしたら都心に働きに出ているこの住宅の主たちは、
週末になると街を賑わせているかもしれません。
公園で子供たちの笑い声が聞こえ、買出しに人が集まり、自転車や車が行き交う、
週末にはそんな人の営みを感じる街であることを期待しつつこの街をあとにしました。
久しぶりの“街”レポートです。
そして久しぶりの「住みたい街探訪」は『みなとみらい』です。
不動産大手8社が提供するポータルサイト「MAJOR7」では、
毎年新築マンション購入検討者を対象に「住みたい街」のアンケート調査を行っています。
このアンケートでは性別、年齢別の住みたい街とその理由を調査しており、
非常に興味深く、毎年結果を楽しみにしております。
毎年総合集計における上位には『横浜』がランクインしますが、
これはいったいどこまでを指しているのかいつも気になります。
一般的に『横浜』というと、単に横浜駅周辺のみならず、かなりの広範囲を思い浮かべますが、
『横浜』を住みたい街に選んだ理由の上位を見てみると“交通の利便性”に次いで
“海に近い”がランクインされていますので、
神奈川区、西区、中区の横浜港を囲む沿岸地域をイメージしていることが想定されます。
それとは別に『みなとみらい』が20位以内にランクインしています。
しかし『横浜』と回答した人の一部は『みなとみらい』をイメージしていることが考えられるため、
実際ランキング以上に支持されている可能性があります。
そして『横浜』と違って『みなとみらい』の範囲はとても狭く、また住宅自体まだ少ないので、
それは物件すら特定するほどです。
よってその人気の高さを確認すべく、久しぶりに『みなとみらい』を訪れてみました。
初めて『みなとみらい』を訪れたのは10年以上前でしょうか、
当時はランドマークタワーとインターコンチネンタルホテルくらいしか記憶になく、
本当に何もない場所で、強い海風が空地を吹き抜けていました。
それ以来度々横浜を訪れましたが、
特にその後の『みなとみらい』を散歩してみようと思うわけでもなく、そして今回となったわけです。
みなとみらい駅に降り立ち、正直びっくりしました。
商業施設も増え、大規模な公園ではたくさんの子供たちが遊んでいます。
そしてなんといってもマンションがいくつも林立しているのです。
これではこの地ならではの“オーシャンビュー”も一部の住戸だけの特権です。
空地だらけで開発余地の多い場所なのに、なぜこうもタワーマンションが密集するのか、
違和感すら感じるほどです。
新しくできた街なので、歩道も広く、整然としていて、公園やレジャースポットにも事欠かず、
もちろん交通便もよく、魅力はたくさんあるのですが、住環境としてはどうなのでしょう?
港町の異国情緒と新しい街並み、
そして“オーシャンビュー”を期待してこの地に住もうとする人を、
この街はいったいどこまで充たし、癒してくれるのでしょう?
帰りがけにランドマークタワーの69階、日本一高い展望フロアからの眺望を愉しみました。
これこそダイナミックな“オーシャンビュー”!東京方面の眺望も迫力満点!意味のない優越感!
ただやはりその対価は支払わなくてはなりません。
展望フロアに行くために大人1名1回1,000円。
“オーシャンビュー”の分譲マンション購入で7~8千万円。
しかもしばらくこの地での分譲予定はなさそうです。
まだ開発余地を残す『みなとみらい』ですが、今後は期待通りの住環境を手にできるのか
少し疑問が残りました。
久しぶりの『住みたい街探訪』は「代官山」です。
メジャー7のマンショントレンド調査でも“住みたい街”として
ここ数年ずっと10位以内に入る不動の地位を築いています。
特に若い世代に人気のこの街を久しぶりに訪れてみました。
今から20年近く前、当時スポーツウェアメーカーの商品企画室で働いていた頃、
私は何度となく「代官山」を訪れていました。
商品開発するうえでターゲットとなる若者が注目するショップが、多数存在していたからです。
ファッション雑誌で紹介されるお店も多く、
それを目当てにこの街を訪れる若者のファッションもまた、興味の対象でした。
コンサバな私にとっては、「代官山」にあるショップが扱うような洗練されていて、
流行をとらえつつも大げさでなく、シンプルで上質なファッションはそれはそれは憧れでした。
時々リサーチのついでにTシャツやパワーストーンのペンダントなどを購入しましたが、
なんとそれらは今でも愛用しています。
それから数年後、「代官山」は大きな転機を迎えます。
駅前にあった同潤会アパートの取り壊し及び再開発が決定、2000年8月、「代官山アドレス」完成。
当時私は不動産業界に身をおいておりました。
しかしながら仕事ががらりと変わって、「代官山」からかなり足が遠のいておりました。
あのうっそうとした木々に囲まれた古い建物が、そしてあの広大な敷地がどう生まれ変わったのか、
また不動産業者として、大変な高倍率で即日完売した「代官山アドレス」がどういう物件なのか、
とても興味がそそられたのですが、再開発後の街を見に行ったのは実は昨年のことです。
代官山駅に降り立ち、目に飛び込んできた「代官山アドレス」を見て、
正直、地味で味気ない印象を抱いてしまいました。
完成から街を訪れるまでの7年間、
東京では駅前再開発を中心として次々タワーマンションや大規模開発が行われるようになり、
物件を重ねるごとに進化を続けています。
最近では建物の外観にも個性が見られ、斬新なデザインが採用されているものも珍しくありません。
そのため、最近の物件がデザイナーズブランドの“ニューモデルスーツ”とすると、
「代官山アドレス」はお父さんの“ねずみ色の背広”という感じがしたのです。
そして街を歩き回ってみると、
20年近くも前に見て回っていたお店がほとんど残っていることに驚きました。
もちろん、新しいお店も増えましたし、またショウウインドウの中は大きく変わりましたが、
当時と変わらぬ客層を惹き付けながら、当時のままに残っているものも確かにあるのです。
以前、私がこの街で買ったアクセサリーや洋服が、
時を経ても流行に関わらず今だに身に付けられるように、
この街の「上質さ」「上品さ」は、多くの人をいつまでも
「この街に住みたい」、「この街を訪れたい」という気持ちにさせるのでしょう。
そして「代官山アドレス」は、そのシンプルで都会的で落ち着いた雰囲気のあるこの街のシンボルとして
さらなる時を経ても、ずっと変わらぬ存在感を示していくのではないでしょうか。
また5年後、10年後にぜひ訪れてみたいものです。
大手デベロッパー8社が集結して新築マンションのポータルサイトを運営する『メジャー7』が
先月発表した『住んでみたい街アンケート』の結果によると、総合の第1位は「吉祥寺」となりました。
「吉祥寺」は2004年の調査開始以来、毎年上位にランクインするものの、
1位になったのは初めてのことです。
このブログでも2年前の開業当初に『住みたい街探訪』で取り上げたのですが、
これを記念し、近日「吉祥寺 Part2」としてこの街の魅力を再度ご紹介したいと思います。
さて、今回ご紹介する“住みたい街”は鎌倉です。
上記のアンケート調査でも毎年上位10位以内にランクインする人気の街ですが、
上位に入る他の街に比べてこの街だけは異質な存在です。
それはご存知のとおり、鎌倉は住宅街としてよりも観光地としてあまりにも有名な街だからです。
湘南新宿ラインが運行されるようになり、横浜や都心方面への通勤もかなり楽になりましたが、
決して通勤便、通学便がよいとはいえません。
それでも働き盛りの30代や40代が7割以上を占めるこのアンケートで上位に入ってくるとは
よほど大きな魅力があることを意味しており、
それが何かはこの街を訪れたことのある多くの人は既にお気づきのことと思います。
そう、“自然豊かな住環境”があるということです。
海も山もあり、緑豊かで、また多数の歴史ある寺院や神社が存在し、まさに“風光明媚”な街です。
その鎌倉にあって最も魅力的な住宅街は「扇ガ谷」ではないかと思います。
源氏山のふもと、鎌倉駅の北側に広がる住宅街で、お店やレストランがほとんどないため、
周辺に観光地としての見所は多いのですが、静かでのんびりとした佇まいです。
いわゆる“高級住宅街”とも言えるのですが、古い家が多く、
単身者向けのアパートや空地なども混在しているため、成城や田園調布などとはやや異なる趣です。
むしろとても親しみやすい住宅街といえましょう。
この写真は扇ガ谷の住宅街です。道路の端に扇川が流れているのですが、
この川がなんとも“ノスタルジック”な雰囲気に溢れています。
水量が少なく、川岸にはたくさんの野草が生い茂っており、なんとホタルも生息しているとか。
「さすが鎌倉」というような自然豊かな小川です。
鶴岡八幡宮とか小町通り、若宮大路に比べると観光客の姿もまばらで、
歩く人もどこかハイキングを楽しんでいるかのような雰囲気です。
ほとんどの住宅は生垣やら植木やら、とにかく緑や花が豊富で、訪れる観光客を楽しませてくれます。
しかし・・・休日といえば幹線道路のみならず、あちこちで大渋滞、
静かな住宅街とはいえ、年中多数の観光客が軒先を歩き、駅周辺は平日でも人で溢れる始末。
観光地として訪れるならそれでもよいけど、果たしてここに住むことは本当に魅力的でしょうか・・・?
自然は豊富で、とても良好な住環境ですが、それゆえ集まる観光客とどうつきあっていくか、
そこが判断のポイントといえそうです。
また、鎌倉は比較的住宅の供給が豊富ですが、意外にも高級、高額マンションも多く、というか、
人気ゆえにほとんどが高級仕様の高額マンションであり、
価格帯は横浜よりも高く、東京都内の練馬区や板橋区並みの水準です。
よってその住環境にかなりの魅力はあるものの、交通利便や生活利便を少々妥協する点、そして
日々街中に溢れる観光客や車を考えると、
実際の“費用対効果”はやや微妙?!と思ってしまうのでした。
ただ、観光客としては時々訪れたい街です。特に新緑や紅葉の時期は格別だと思います。
住んでいらっしゃる方には申し訳ないのですが、今後も度々軒先をお邪魔させていただきます。
大手デベロッパー8社が集結して新築マンションのポータルサイトを運営する『メジャー7』が
昨年発表した『住んでみたい街アンケート』の結果によると、総合の第1位は「吉祥寺」となりました。
「吉祥寺」は2004年の調査開始以来、毎年上位にランクインするものの、
1位になったのは初めてのことです。
このブログでも開業当初に『住みたい街探訪』で取り上げたのですが、
再度、「吉祥寺 Part2」として、現在私が気になっている2つのことについてご紹介したいと思います。
なお、昨年の9月に「住みたい街ナンバー1を記念し、近日中に再度ご紹介します」と述べておいて、
9ヶ月近くも経ってしまいました。もしお待ちなっていた方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。
さて、気になっていることの一つは、『伊勢丹吉祥寺店』についてです。
吉祥寺北口の発展に大きく貢献したといっても過言ではない『伊勢丹吉祥寺店』が、
来年3月上旬に閉店することが発表されました。
昨今の消費不振が原因とのことですが、
吉祥寺店については、売上の低迷は今に始まったことではなかったようです。
確かに随分以前から、サンロードやダイヤ街といったアーケード街はいつも人で賑わっているのですが、それに比べてその数十メートル先の伊勢丹周辺は、やや人通りが少なく、
人の流れはここ数年注目されてきた“東急裏”と呼ばれる西側へ向かっているように感じられます。
思い起せば私自身も、吉祥寺で不動産賃貸の仕事をしていた頃も、また中央線沿線に住んでいた頃も
実は吉祥寺には来ていても、ほとんど伊勢丹には行ったことがないことに気付きます。
ただ、今回の伊勢丹の閉店はいかにも昨今の百貨店の業績悪化を象徴しているようにも見えますが、
吉祥寺では8年前に近鉄百貨店も閉店しているだけに、
この商業地の役割が変化してきたと言ってもよいのではないかと私は思います。
15分も電車に乗れば日本でも有数の一大商業地“新宿”に出られるわけですし、
“住みたい街”としてあこがれの対象となっていながらも、開発余地は少なく、
また、20年前に比べて武蔵野市の人口は減っているわけですから、
既に街は成熟しきってしまったといってよいのかもしれません。となると、その先は衰退・・・!?
いえいえ、そこは“住みたい街ナンバー1”ゆえ、緩やかながら進化を続けてくれることを信じましょう。
くれぐれも吉祥寺らしさを失わず、他にありがちな街と化してしまわぬことを祈りながら・・・。
気になる伊勢丹跡地の利用や、その後の人の流れや客層の変化に今後も注目していきたいものです。
さて、2つ目の気になることは、JR東日本の御殿山社宅跡地の行方です。
この社宅跡地は吉祥寺駅の南西側、駅にも井の頭公園にも近い、恵まれた立地にあります。
広大な敷地で、南側に井の頭自然文化園を眺められ、
きちんとしたコンセプトと設計、施工で住宅が売り出されれば、
多少価格が高くても購入希望者が殺到することでしょう。
しかしこの敷地、JR東日本は入札も行なわず随意契約で売却、
その後も密かに転売が繰り返されているらしいのです。
そのうえ、現況北側は時間貸しの駐車場、南側は野原なのです。
不動産市況の回復を待っているのか、さらなる転売をもくろんでいるのか、なんなのか、
今となっては希少性の高い住宅としての一等地、いったいどうなることやら・・・?
時々住宅情報を確認したり、現地を訪れたりしている次第です。
どなたか情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひともご連絡ください!
と、いうわけでまるで不動産のストーカーのように吉祥寺から目が離せない西澤は
これからも吉祥寺に注目していきます!
今回は、大手デベロッパー8社によるマンション検討者向けサイト『メジャー7』が
2004年以来毎年調査している「住んでみたい街ランキング」において、
2007年に突如トップ10入りし、2008年には15位と順位は下げたものの、
依然ランキングの上位に位置する「豊洲」をご紹介します。
豊洲はここ10年ほど、ほとんど毎年のように新築マンションが供給されています。
それもほとんどが大規模・タワーマンションです。
上の写真は現在販売中のマンションですが、これらに限らず、
豊洲にできるマンションはその多くが運河に面し、まさにウォーターフロント、
上層階でなくても眺望や採光、開放感に優れているという意味では魅力的なマンションです。
街並みも整然としていて美しく、大規模商業施設も徒歩圏内にあり、とても便利。
しかも銀座をはじめ、都心へのアクセスの良さも格別です。
しかし、特に上の写真のマンション、昨年完成した総戸数1,481戸の『パークシティ豊洲』ですが、
これを見たとき、その堂々たる存在感と、あまりの“住戸密度”にクラクラしました。
よくあれだけの数の住戸が売れたな、と。
と、同時によくあれだけの人に住まいとして選ばれたな、と。
価格だって、決して安くはありませんから。
元々豊洲をはじめ周辺の「埋立地」の多くは用途地域が工場地域や準工場地域です。
近年工場は姿を消し、デベロッパーの意図により高級住宅街としての街並みを形成しつつありますが、
住宅のほとんどが集合住宅であることや、大地に根付いた豊かな緑がないこと、
輸送用車両の多い幹線道路が街の中心を走ることなど、
高級住宅街にしてはあまりにも人工的で無機的な印象です。
また、築地市場の移転先として注目の豊洲6丁目は、土壌汚染の問題を抱えています。
移転してもしなくても、それはそれでこの街の印象はまた大きく変わるのではないでしょうか?
そして豊洲やその周辺ではもう既に大規模・タワーマンションが溢れています。
でも開発余地はまだまだ豊富で、今後もあちこちで大規模マンションが供給されていくことでしょう。
そうなると、希少性は薄れ、供給過剰感が漂い、資産価値ははたして維持できるのでしょうか?
実は私は個人的に「埋立地」に住むことを良しとしません。
と、いうか不動産や建築の専門家で「埋立地」を評価する人を未だ知らないので、
これは個人的な意見というより、ある意味客観的な評価なのではないかと思っています。
その1番の理由はやはり災害に弱い立地であることです。
大地震が起きた際には液状化が懸念されますし、また液状化しなかったとしても
地盤は軟弱ですので、建物を支える長い長い杭が損傷する危険性も指摘されています。
加えて豊洲は“本土”と橋でつながった島のような存在で、災害時には橋に人や車が集中し大渋滞、
万が一橋が損傷すれば孤立することにもなりかねません。
さらに塩害、高潮、津波・・・
もちろんそんなことは想定の範囲内で、最近の高い建築技術である程度は解決済みかもしれません。
でもいつの時代も自然の威力に驚かされるのが常であり、ましてや数年のうちに
関東に大規模地震がおこる可能性が高いと言われている昨今に、
しかも住宅が余っている時代に、何も危険性の高い立地を選ばなくても・・・というのが私の考えです。
今回は『住みたい街探訪』とは言いながら、注意喚起の場とさせていただきます。
既に豊洲に住んでいらっしゃる方や豊洲のみならず、「埋立地」に住んでいらっしゃる方、
もしくは既に「埋立地」での住宅購入を決めた方の多くは、そういうリスクを理解したうえで、
それでもこの立地のメリットを重視し、選択したこととは存じますが、
もし、メリットばかりに気をとられて検討している方がいらっしゃるとしたら、
自己の住まいとしてふさわしい場なのか、
もう一度メリット、デメリットを検討しなおしてみることをおすすめします。
“高級住宅街”と聞いて多くの方が思い起こす街はどこでしょう?
麻布、広尾、番町、松濤、田園調布、成城、山手・・・などでしょうか?
私が真っ先に思い浮かべるのは田園調布です。
そして、私が「住んでみたい街」のナンバー1も田園調布です。
ちなみに“住みたい街”と“住んでみたい街”はニュアンスが異なり、
“住んでみたい”という言葉には「当面は住めないけど・・・」という前置きが
ありそうな気がします。
つまり“憧れ”や“理想”となる街がその対象になるのではないでしょうか。
田園調布駅の改札を出ると、
西側にこの街のシンボルとなる赤い屋根の旧駅舎が少し高い位置に見えます。
これが高級住宅街へのゲートの役割をしていて、
それをくぐると到底駅前とは思えないような風景が広がります。
まるで大規模公園の入口のようです。
そもそも商店街のある東側よりも西に向かって標高が高くなっており、
その点でも“高級住宅街”たる条件を充たしています。
また、駅周辺は線路が地下にもぐっていて、踏み切りもなく
電車の走る音やホームのベルなども聞こえず、とても静かでゆったりとしています。
そして駅の西側に建つ邸宅はいずれも豊かな緑に囲まれ、また建物は比較的新しく、
非常に美しい街並みを形成しています。
ただ、空き巣などの犯罪もおきやすいため、セキュリティにも力が入ってます。
一方で高い塀で囲ってしまってはこの街並みが台無しです。
少し歩き回っていると、ある邸宅の前に警官が立っています。
表札には「鳩山」の文字が。
そう、次期総理大臣の鳩山由紀夫氏の自宅です。
まさにセレブ中のセレブ、やはりこの街は高嶺の花だな~と実感しました。
ただ聞くところによると、この街並みの今後を危ぶむ声も少なくないようです。
少子高齢化が進み、邸宅が住み継がれなかったり、
成功の証としてこの地に移り住んだ者の中には、その後の収入や業績の低迷により、
土地を切り売りし去る者もあり、敷地は細分化され、緑も減ってきているとか。
これは田園調布に限ったことではありませんが、
せめて首都圏でも屈指のこの高嶺の花だけは、
いつまでも美しく咲いていてほしいものです。
各媒体で「住みたい街は?」という主旨のアンケートを行なうと、
大体この街がランキングの上位に入ってくる人気の街、自由が丘。
メジャー7の『住んでみたい街』アンケートでも
昨年、初めて吉祥寺に1位の座を譲ったものの
ずっとトップに君臨していました。
このブログを始めて今回で150回目、
毎回ではないものの、いくつもの住みたい街を取材しご紹介してきましたが、
この人気の街、自由が丘を取り上げるのを、いつもなんとなく躊躇してきました。
上位3位以内に入るには“自由が丘だからこそ”という何かがあるはずなのですが、
何度訪れても、自分なりに納得できる答えがみつからなかったからです。
しかし今回、再度この街を訪れ、歩き回り、あらためて他の街と比較してみると、
実はありそうで他にはない街であることに気づきました。
まず交通便。東横線には日比谷線や目黒線が乗り入れ、それらを通じて
東武伊勢崎線へ、南北線へ、埼玉高速鉄道へ、都営三田線へもつながります。
さらに横浜方面はみなとみらい線へも直通で行けるほか、
平成24年には副都心線も乗り入れ予定です。
なお、目黒線には徒歩数分の奥沢駅まで行って利用可能、
また自由が丘駅は大井町線も利用可能です。
そして買物便。
「若者」や「女性」などの特定のターゲットを想定した店が集結しているのではなく、
さまざまなニーズとターゲットに対応した店が点在しています。
それも気後れしない程度の高級感を漂わせて。
つまり女同士でのウィンドーショッピングも、デートも、家族とのレジャーも、
もちろん日常の買物も、この街を散歩しながら気楽に楽しめるのです。
こうした格別の便利さと心地よさの絶妙なバランスが
この街の魅力ではないでしょうか?
“自由が丘だからこそ”の何かがあるのではなく、
そうした際立った個性がない、
ファジーで柔らかい雰囲気が人を惹きつけるのでしょう。
ちなみに、自由が丘に住みたい理由を見てみますと、複数のアンケート結果で
多くの人が「交通便」や「買物便」といった利便性に加えて、いやそれ以上に
「オシャレだから」とか「街の雰囲気がよい」、「洗練されている」など、
街のイメージのよさを挙げています。
また、圧倒的に女性に人気の街かと思いきや、
女性よりもむしろ男性の支持を多く得ていることも人気の証です。
でも私にとっては『住んでみたい街』ではありません。
私はやはり並木道があって、大規模公園があって、
街中に溢れるばかりの緑豊かな街に住みたいのです。田舎者ですから。
今回ご紹介する中目黒は誰もが知っているメジャーな街ではないかもしれませんが、
『住みたい街』ランキングではだいたい20位以内には入ってくる人気の街です。
しかも近年、駅前の再開発が進行中であり、人気急上昇中の注目の街でもあります。
高架となっている駅の真下には、東横線と交差するように山手通りがあり、
この通りの両側には飲食店を中心とした店舗が数多く見られます。
駅前には再開発で誕生した『中目黒ゲートタウン』がそそり立ち、
その山手通りをはさんだ向かい側にも、再開発により今年の10月末に完成予定の
タワーマンションが、既にその存在感を示していました。(上の写真)
低層階には多彩なショッピング施設や公共施設が設けられる予定になっており、
年末の入居開始時にはより賑やかさを増すことになりそうです。
また、山手通りにほぼ平行して流れる目黒川沿いは、
桜の名所ともなっている並木道で、特に中目黒から池尻大橋にかけては
個性的なショップが点在しており、店先を眺めながらの散歩が愉しめます。
この桜並木については、来春の開花時にまた改めて取材し、ご紹介するつもりです。
さて、この街の魅力はやはり駅前の再開発で利便性と街の景観が向上したこと、
そして何といっても渋谷にも横浜にも六本木や霞ヶ関、銀座へも
ダイレクトでアクセスできる交通利便性です。
それに加えて徒歩で代官山や恵比寿にも行くことができます。
それから情緒豊かな目黒川と桜並木、さらに丘の上には高級住宅街。
この街に住んだらきっと休日が楽しみになりそう♪
街中を歩いていると、そんななんともウキウキするような気分になりました。
そして予定していたよりも長時間、長距離の散歩を、
いえ“ウォーキング”を満喫してしまいました。
もちろん私だけでなく、
目黒川沿いや公園では犬を連れたたくさんの人々も散歩を愉しんでいました。
そして最後にたどり着いた西郷山公園は富士山も眺められる展望スポット。
中目黒の街を一望し、清々しい風に包まれる、なんだかとても癒される場所でした。
そんなわけで、個人的には自由が丘より断然“住んでみたい街”の中目黒でした。
(中目黒を望む)
前回訪れた中目黒から南東方面へ徒歩約20分、
JR目黒駅前は山手線の駅前らしく活気に溢れています。
中目黒より店舗の数も人通りもぐっと増え、賑やかな印象ですが、
店舗や住宅は目黒の方が圧倒的に古く、“オシャレさ”はあまり感じられません。
古くから開発されてきた成熟した街で、
その利便性から新旧多くのマンションが供給されてきました。
(山手通り沿いに建ち並ぶマンション)
でも実はこの目黒駅、品川区に位置し、住居表示は上大崎、
なんとも微妙な位置にあります。
また用途地域も駅周辺だけでも第1種低層住居専用地域から商業地域、準工業地域など
細かく切り分けられ、さまざまな表情をもっています。
JR目黒駅の北東は自然教育園と庭園美術館一帯の溢れるばかりの緑、
南東は高級住宅街、西口の目黒通り沿いは古くからの商店街、
そこから一歩踏み入るとマンション街、そして目黒川沿いの自然豊かな桜並木・・・
少し歩き回っただけでいろんな風景に出会えます。
ただ、それにしても坂が多い。それもかなり急な坂が・・・。
特に目黒駅から西へは目黒川や山手通りに向かって大きく下っており、
坂の下に住んでいたら相当足腰が鍛えられそうです。
また、駅の南東側には「花房山」や「池田山」といった、
その名のとおり小高い“山”があります。
これらに「島津山」、「御殿山」、「八つ山」を加えて
“城南五山”と言うそうですが、
いずれもその山の上部は由緒正しき高級住宅街となっています。
ただし、最後の「八つ山」だけは既に切り崩されて“山”にはなっていませんが。
とにかく目黒の街歩きは“トレッキング”レベルの運動量になりました。
しかし、起伏の多い街は良好な住宅街が存在し、緑も多く、
また高台からの眺めも心地良く、街並みとしては良いこと尽くめです。
登り坂の移動も“健康のため”と割り切れば、
あらためて目黒はとても変化に富んだ魅力的な街だな~と感じました。
そしてこの成熟した街は今もこれからもさらなる進化を続けています。
幾度となく登り下りを繰り返しながら目黒をかっ歩し、
運動の後の“一杯”を求めて隣街の恵比寿へと向かいました。
次回はその“ビールの街”、恵比寿をご紹介します。
私は無類の酒好きであり、“恵比寿”といえば真っ先に“ビール”が思い浮かびます。
そして恵比寿周辺を通りかかり、時間のある時には決まって
『恵比寿ガーデンプレイス』内の『恵比寿麦酒記念館』に立ち寄り、
試飲コーナーで4種類の生ビールが飲める『飲み比べセット』を楽しみます。
よって、これまで私にとっての恵比寿は駅から連絡通路を使って、
『恵比寿ガーデンプレイス』へ直行、直帰するだけの街でした。
しかし今回、改めて恵比寿の街を歩き回ってみると、
この街は実に静かな住宅街であることに気がつきます。
それも集合住宅が多く、“マンションの街”といっても過言ではありません。
もちろん、駅周辺は飲食店を中心とした商業地帯となっており、
目黒同様、狭い範囲に第1種低層住居専用地域から商業地域、準工業地域まで
多種類の用途地域が混在している街なのですが、
基本的に駅からどちらへ行ってもすぐにマンション中心の住宅街がある点は
目黒とは異なります。
そうした意味では山手線の駅を最寄りとする都心の街ならではの利便性を確保しつつ、
静かな住宅街の中で暮らせることがこの街の最大の魅力といえます
駅ビルや『恵比寿ガーデンプレイス』内の三越など大規模商業施設もあり、
それでいて、おしゃれなショップの多い代官山や中目黒も徒歩圏内。
買物も散歩も楽しめる街である点も魅力的です。
ただ唯一残念なのは、やや緑が少ない点です。
隣町の目黒や中目黒に豊かな自然をもたらす、桜並木が美しい目黒川や
庭園美術館一帯などのような大規模公園や緑地がなく、
また、豊かな植栽を有する邸宅街が少ないからでしょうか。
しかも山手線の東側を流れる渋谷川は、緑は決して少なくはないものの
岸辺はコンクリートで固められ、マンションの間を縫うように流れています。
もちろん遊歩道などもありません。(上の写真)
そのためか、街全体が「コンクリートに囲まれた無機的な街」という印象でした。
私は東北出身の田舎者であり、今も自然豊かな郊外に暮らしておりますので、
恵比寿のような都会的な街は、なんとなく居心地が悪いのも否めません。
とはいえ、今日もまた『恵比寿麦酒記念館』の試飲コーナーで生ビールを飲み、
「ここに住んでいたらこんなにおいしい生ビールが毎日安く飲める・・・♪」
なんて考えている私がいたのでした。
きっと周りにいた人たちには、とても居心地がよさそうに見えていたことでしょう。
今回は恵比寿の東隣の街、広尾をご紹介します。
恵比寿駅を出て東へ2分ほど歩き、渋谷川を渡りゆるやかな坂を上り始めると
既にそこは渋谷区広尾です。
この住居表示でいうところの「広尾」は渋谷区の東南部にあり、
日比谷線の「広尾駅」はこの渋谷区広尾の東端に位置し、駅の東側は港区です。
住居表示でいうところの「広尾」は静かな住宅街です。
「広尾」という地名は1丁目から5丁目までありますが、
2丁目から3丁目にかけて南北に走る谷があり、谷底の低地には比較的庶民的な家が、
そして2丁目を中心に、丘の上は高級住宅街となっています。
さらに広尾で忘れてはならないのが、『広尾ガーデンヒルズ』(上の写真)です。
この物件はトップクラスの分譲マンションとして名高く、
高級マンションのシンボル的存在といっても過言ではありません。
というのも、最も新しい建物でも築23年を超えており、
それでもなお3LDK以上の間取りについては未だに1億円を超える価格で
取引されている、いわゆる“ヴィンテージマンション”だからです。
しかし今年、この物件の北西側に『広尾ガーデンフォレスト』(下の写真)が竣工し、
それと比べると、やはり『広尾ガーデンヒルズ』は「歳をとったな~」と感じました。
敷地内の樹木も見事に成長しており、低層階は日当たりや採光も阻害されるほど。
よっぽど『ガーデンヒルズ』の方が“フォレスト”という感じでした。
そして外苑西通りを渡り、反対側の港区麻布界隈へも足を延ばしてみました。
まず、なんといっても緑豊かな『有栖川宮記念公園』(下の写真)、
そしてその公園内にある『都立中央図書館』、公園の東にある運動場などは、
本当に贅沢な立地です。
周辺には大使館も多く、これぞ日本が誇る住宅街なのでしょう。
都心にあって緑豊かで、のんびりしており、商店街や商業施設も充実、
さぞかし住みやすいことだろうと、ここに住んでいる人が本当に羨ましいと思う反面、
例によってものすごい居心地の悪さを感じてしまいました。
外国人が多いせいでしょうか?
それとも、あきらかに住人とは思えない観光客(?)のような人の多さでしょうか?
道行く人々のどことなくファッショナブルな雰囲気のせいでしょうか?
・・・あくまでも個人的な感想ですが、
この街、なんだかとっても“よそよそしい”のです。
たぶん、大成功してお金持ちになったとしても、この街には住まないだろう、
そう感じるほど気後れしてしまった高級住宅街の広尾でした。
そして、安っぽい芳香剤を思い起こし、大嫌いだった金木犀の香りが、
ここでは高貴な香りに感じるほど異次元的な高級住宅街の広尾でした。
都心南西部に連なる『住んでみたい街』の上位ランキングの街をご紹介する
このシリーズも今回の「青山」が最後です。
ただこの「青山」、そういう駅名も住所名もないのです。
東京メトロ銀座線・半蔵門線の「青山一丁目」駅がありますが、
正確にはこの駅は、北青山一丁目と南青山一丁目にまたがるように位置しており、
その北青山は一丁目から三丁目、南青山は一丁目から七丁目まであり、
その両方を合わせると、かなりの面積になります。
それでは『住んでみたい街』のアンケートで「青山」と答えた方は
具体的にはどこをイメージしていたのでしょう?
「青山」といえば・・・私は「青山霊園」と「青山ベルコモンズ」が思い浮かびます。
「青山霊園」は、地名のイメージからなんとなく
背の低い墓石が並ぶ外国人墓地のような様子が想像されますが、
一部を除いて、結構昔ながらの日本の墓地そのものです。
ただ霊園の中心にある桜並木(上の写真)は実に美しく、
毎年開花時期には多くの人が花見に訪れます。
普通は墓地に近かったり、窓の外に墓地が見えることを嫌がる人が多いのですが、
「青山霊園」の場合はほとんど嫌悪要因にはなっていないように思います。
「青山霊園」は都心にポッカリ開いた空間。おかげで眺望が開け、
六本木ヒルズや東京ミッドタウン、東京タワーなどが眺められますから。
そして「青山ベルコモンズ」(上の写真)。
今でこそおしゃれなファッションビルはあちこちにあり、
ここだけが流行の発信地というわけではありませんが、
私がスポーツウェアメーカーながらアパレル業界で働いていた頃は、
ここは紛れもなく“大人のファッションの聖地”という存在でした。
よって、私にとって「青山」はとてもおしゃれな街という印象ですが、
多くの方にとってもそうなのではないかと思います。
青山通り沿い、表参道駅周辺、骨董通り沿いなどは高級ブティックが軒を連ねますが、
「青山」のどこに行ってもだいたい個性的かつおしゃれなショップが点在しています。
自由が丘や中目黒、代官山など、これまでいくつものおしゃれな街を見てきましたが、
青山はそれらの街より、ちょっと大人向けでちょっと格上な感じがしました。
まっ、いずれにしても今の私にはかなり不釣合いな場所です。
道行く人のファッションや店先のウィンドーの中ではなく、
建物や街並みにのみ興味と関心が向くのですから・・・。
ちなみに、「青山」の街のほぼど真ん中となる場所で、
酒井法子被告が覚せい剤を所持・使用していたという自宅マンションを見つけました。
物件名は知っていましたが、事前に場所を調べていたわけではありません。
何度かテレビで見ていた外観で、すぐにそれとわかりました。
「青山」に住んでみたいという人にとっては、魅力的な物件のひとつだと思います。
それだけに、こんな事件の舞台となって、
このマンションが哀れに思えてなりませんでした。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子